神戸空港第2ターミナルは、2025年4月18日に開業した新しい旅客ターミナルです。「国内線も第2ターミナルを使うの?」「神戸空港駅から遠い?」「食事や買い物はできる?」と、初めて利用する方には少しわかりにくい点があります。
2026年9月時点では、神戸空港第2ターミナルは主に国際チャーター便の利用者向けです。現在の就航状況、第1ターミナルとの違い、駅からの行き方、店舗やラウンジ、駐車場、展望デッキまで、利用前に知っておきたい情報をわかりやすくまとめます。
神戸空港第2ターミナルは国際チャーター便向け!まず知りたい結論

神戸空港第2ターミナルを利用するうえで最初に押さえたいのは、現在の第2ターミナルは主に国際チャーター便を扱い、国内線の定期便は第1ターミナルを利用するという点です。「神戸空港に第2ターミナルができた=国内線が2つのターミナルに分かれた」という意味ではありません。
2025年4月18日に開業し、国際チャーター便の受け入れが始まった
神戸空港では、2025年4月18日に第2ターミナルの供用が始まり、同日から国際チャーター便の運航が可能になりました。神戸市の案内でも、第2ターミナルの開業と国際チャーター便の就航開始が明記されています。
建物は第1ターミナルの西側にあり、ポートライナーの神戸空港駅からは少し離れています。第1ターミナルのように駅改札からすぐ建物へ入る感覚ではないため、初利用時は移動時間を見込んでおくほうが安心です。
2026年夏ダイヤはソウル・台北・台中方面が中心
関西エアポートが公表した2026年夏ダイヤの計画では、神戸空港の国際チャーター便は3社・3都市、週28便です。韓国と台湾方面が中心で、神戸から東アジアへ出かける選択肢として定着しつつあります。
| 航空会社 | 行き先 | 2026年夏ダイヤの計画 |
|---|---|---|
| 大韓航空 | ソウル(仁川) | 毎日2便 |
| スターラックス航空 | 台北 | 週4便(火・木・土・日) |
| エバー航空 | 台北 | 週3便(月・水・金) |
| スターラックス航空 | 台中 | 毎日1便 |
運航便や曜日はダイヤ改定、航空会社の都合などで変わることがあります。実際に搭乗する場合は、予約した航空会社から届く案内と神戸空港の最新情報を確認してください。
国内線は第1ターミナルなので間違えないようにする
国内線を利用する方は、基本的に第1ターミナルへ向かいます。ポートライナーの神戸空港駅から近い建物が第1ターミナルで、そのまま国内線のチェックインや保安検査へ進めます。
反対に、国際チャーター便の搭乗者は第2ターミナルへ移動します。空港に着いてからターミナルを確認するのではなく、航空券や予約メールに記載された搭乗ターミナルを出発前に見ておくと迷いにくくなります。
神戸空港第2ターミナルへの行き方は?駅から徒歩約10分

公共交通機関で神戸空港へ行く場合、基本はポートライナーで神戸空港駅まで向かい、そこから第2ターミナルへ移動します。三宮駅から神戸空港駅まではポートライナーで約18分ですが、第2ターミナル利用時は駅到着後の徒歩移動も考える必要があります。
神戸空港駅からチェックインエリアまで徒歩約10分
神戸空港の案内では、ポートライナー神戸空港駅から第2ターミナルのチェックインエリアまでは徒歩約10分です。第1ターミナルと比べると移動距離があるため、「電車が空港駅に着く時刻」を空港到着時刻と考えないほうが安全です。
神戸新交通では、第2ターミナルへの移動方法として、階段を利用して歩くルート、エレベーターを利用して歩くルート、連絡バスを利用する方法を案内しています。大きなスーツケースがある方や階段の利用が難しい方は、エレベーター経由のルートを選ぶと移動しやすいでしょう。
国際線を利用する場合は「三宮から空港まで約18分」だけで計画せず、神戸空港駅から第2ターミナルまでの移動時間も足して考えるのが実用的です。
空港バスは第2ターミナルに停まるか確認が必要
神戸空港へは各地から空港バスも運行されています。ただし、路線によっては神戸空港まで運行していても「第2ターミナルビルへの運行無し」と案内されているものがあります。
そのため、バスを使うときは「神戸空港に行くか」だけでなく、利用する便が第2ターミナル前まで入るかまで確認するのがおすすめです。第1ターミナル側で降りる便の場合は、そこから徒歩などで第2ターミナルへ移動する必要があります。
車なら第3駐車場が第2ターミナルに比較的近い
車で向かう場合、第2ターミナルまでの目安は第1・第2駐車場から徒歩約10分、第3駐車場から徒歩約5分です。第2ターミナル利用を優先するなら、第3駐車場は移動距離を抑えやすい選択肢です。
神戸空港駐車場の一般料金は、普通車で1時間150円、24時間最大1,530円、入庫から30分以内は無料です。搭乗者向けの割引制度もあり、所定の手続きをすると最初の24時間が無料になります。料金や手続き条件は変更される場合があるため、利用前に公式の駐車場案内を確認してください。
なお、神戸空港では駐車場関連の工事により利用できる区画が変わることがあります。繁忙期や連休は満車に近づく可能性もあるので、車の場合は余裕を持った到着が向いています。
第2ターミナルの店舗・ラウンジ・設備は?保安検査の前後で違う

開業直後の第2ターミナルは店舗が少なめでしたが、その後は飲食店、土産店、ドラッグストア、ラウンジなどが順次加わっています。ただし、保安検査・出国手続きの前に使える店と、国際線の搭乗待合エリアに入ってから使える店が分かれているため、利用場所を知っておくと便利です。
保安検査前は六甲牧場カフェを利用できる
第2ターミナル2階には「六甲牧場カフェ神戸空港店」があり、保安検査前のエリアで利用できます。営業時間は9:00~18:00です。搭乗者だけでなく、見送りや空港見学で訪れた方も立ち寄りやすい店舗です。
一方、保安検査後の国際線エリアには「ゴールデンカップ神戸SORA」があり、営業時間は9:00~19:00です。出国後に軽く食事や飲み物を取りたい場合はこちらが候補になります。
| 店舗・施設 | 場所 | 営業時間 |
|---|---|---|
| 六甲牧場カフェ神戸空港店 | 2階・保安検査前 | 9:00~18:00 |
| ゴールデンカップ神戸SORA | 1階・保安検査後 | 9:00~19:00 |
| SOUVENIR 神戸旅日記 | 1階・保安検査後 | 8:30~19:00 |
| Duty Free BdeB | 1階・保安検査後 | 8:30~18:30 |
| コクミンドラッグ | 1階・保安検査後 | 9:00~19:00 |
| Lounge KOBE | 1階・保安検査後 | 8:30~19:00 |
営業時間は2026年9月時点の公式案内をもとにしています。フライト状況などによって変更されることもあるため、特定の店を目当てにする場合は当日の営業状況も確認すると確実です。
出国後は土産・免税店・ドラッグストアがある
国際線の搭乗待合エリアには、神戸・兵庫の土産を扱う「SOUVENIR 神戸旅日記」、免税店「Duty Free BdeB」、医薬品や日用品を扱う「コクミンドラッグ」があります。出国後に土産を追加で買ったり、必要な日用品をそろえたりできるのは便利な点です。
ただし、これらは保安検査後のエリアにあるため、見送りの方は利用できません。反対に、搭乗者が保安検査を通過したあとで必要なものを買える店舗として考えるとわかりやすいでしょう。
Lounge KOBEは航空会社ラウンジで、カードラウンジではない
2026年5月21日には、第2ターミナル1階の国際線搭乗待合エリアに「Lounge KOBE」がオープンしました。神戸らしさを意識した航空会社ラウンジで、灘の日本酒や神戸ワイン、洋菓子なども用意されています。
ここで注意したいのは、第1ターミナルの「ラウンジ神戸」と利用条件が異なることです。Lounge KOBEはクレジットカードラウンジではなく、対象となる航空会社の利用条件を満たした乗客向けです。ゴールドカードを持っているだけで無料利用できるとは限りません。
無料Wi-Fi・外貨両替・ベビー設備も用意されている
館内では無料Wi-Fiを利用でき、第2ターミナル用のSSIDも用意されています。ただし、公式案内では通信内容を暗号化しないサービスとされているため、パスワードや重要な個人情報を扱う通信には注意が必要です。
1階には外貨両替機があり、日本円から米ドル、韓国ウォン、中国元、台湾ドルなどへの両替に対応しています。機械の在庫によって両替できない場合もあるので、大きな金額を必ず空港で用意したい場合は別の手段も考えておくと安心です。
子連れ向けではベビールームがロビーや国際線待合エリアなどに設けられ、多目的トイレもあります。第2ターミナル1階の総合案内所では車いすの貸し出しも案内されており、幅広い利用者を想定した基本設備がそろっています。
国際線の出発は何分前に着く?国内線より余裕を持つのが安全

国際線では、チェックインだけでなく保安検査、出国審査などが必要です。さらに第2ターミナルは神戸空港駅から徒歩移動があるため、国内線と同じ感覚でぎりぎりに到着するのは避けたほうがよいでしょう。
航空会社が指定するチェックイン締切を最優先する
必要な到着時間は航空会社や便によって異なるため、「必ず何分前」と一律には言えません。最優先すべきなのは、利用する航空会社が案内しているチェックイン開始時刻と締切時刻です。
そのうえで、神戸空港駅から第2ターミナルまでの徒歩約10分、初めて行く場合の道順確認、繁忙時の保安検査なども考慮します。国際線は搭乗手続きが多いため、航空会社が推奨する到着時間より遅くならない計画にしておくのが無難です。
出発時はチェックイン後に保安検査・出国審査へ進む
第2ターミナルから国際線に乗る場合は、まず航空会社のチェックインカウンターで搭乗手続きを行い、必要に応じて受託手荷物を預けます。その後、保安検査、出国審査を経て、国際線搭乗待合エリアへ進む流れです。
出国後のエリアには飲食店やショップ、対象者向けラウンジがあります。そのため、食事や土産をすべて保安検査前に済ませる必要はありません。ただ、利用できる店の種類は第1ターミナルほど多くないので、食事の内容にこだわりがある場合は事前に選択肢を確認しておくとよいでしょう。
到着時はバス移動後、入国審査・荷物受取・税関へ
国際線で神戸空港へ到着した場合、航空機からターミナルまではバスで移動し、その後に検疫・入国審査、手荷物受取、税関検査などを経て到着ロビーへ進みます。
日本への入国手続きではVisit Japan Webも利用できます。帰国時の手続きを少しでもスムーズにしたい方は、対象となる手続きを事前に登録しておくとよいでしょう。
第2ターミナルは展望デッキだけでも行ける?見学目的でも利用できる

第2ターミナルは国際線搭乗者だけの施設ではありません。保安検査前のエリアや屋上の展望デッキは一般の方も利用できるため、「飛行機に乗らないけれど新しいターミナルを見てみたい」という方のお出かけ先にもなります。
屋上展望デッキは無料で6:30~22:00
神戸空港には第1・第2ターミナルの両方に屋上展望デッキがあり、入場は無料です。利用時間は6:30~22:00で、飛行機や滑走路、海上空港らしい景色を楽しめます。
第2ターミナルを見学したい方は、ポートライナーで空港へ行き、徒歩で新しい建物へ向かうだけでも利用できます。カフェと組み合わせれば、搭乗予定がない日でも過ごしやすいでしょう。
2階のにぎわいスペースとカフェを組み合わせやすい
第2ターミナル2階には「にぎわいスペース」が設けられています。同じ2階には六甲牧場カフェもあるため、見学目的なら屋上展望デッキと合わせて立ち寄る流れがわかりやすいです。
ただし、国際線の搭乗待合エリアにある土産店、免税店、ドラッグストア、Lounge KOBEなどは保安検査後です。見学者が第2ターミナル内のすべての店舗を利用できるわけではありません。
早朝・夜間は建物と展望デッキの利用時間に注意
神戸市のバリアフリー情報では、第2ターミナルの開館時間は6:00~23:00と案内されています。一方、屋上展望デッキは6:30~22:00です。早朝や夜に見学する場合は、施設ごとに利用時間が違う点に注意してください。
悪天候や運用上の都合などで利用状況が変わる可能性もあります。飛行機撮影などを目的に遠方から訪れる場合は、当日の空港案内も確認しておくと安心です。
第1ターミナルとの違いと、利用前に気をつけたいポイント

神戸空港はコンパクトな空港ですが、第2ターミナルの開業により「どちらへ行けばよいか」という確認が必要になりました。違いを簡単に整理すると、第1ターミナルは国内線中心、第2ターミナルは国際チャーター便中心です。
| 比較項目 | 第1ターミナル | 第2ターミナル |
|---|---|---|
| 主な利用 | 国内線定期便 | 国際チャーター便 |
| 神戸空港駅から | 駅に隣接 | チェックインエリアまで徒歩約10分 |
| 飲食・買い物 | 店舗数が多い | 必要な店舗はあるが選択肢は比較的少ない |
| ラウンジ | ラウンジ神戸 | Lounge KOBE(航空会社ラウンジ) |
| 展望デッキ | あり・無料 | あり・無料 |
食事や買い物の選択肢を重視するなら事前に考えておく
第2ターミナルでも飲食や買い物はできますが、第1ターミナルと比べると店舗数は限られます。特に保安検査前にしっかり食事をしたい場合、希望するメニューが第2ターミナルだけで見つかるとは限りません。
時間に余裕があるなら、空港へ向かう前に三宮で食事を済ませる、第1ターミナル側の店舗も含めて検討するといった方法があります。ただし国際線の搭乗者は移動や手続きに時間が必要なので、食事のためにぎりぎりまで第1ターミナル側に滞在するのは避けたほうが安全です。
「空港に着いた」だけで安心せずターミナルまでの時間を見る
第2ターミナル利用で最も見落としやすいのは、ポートライナーの神戸空港駅からさらに移動する点です。駅名が「神戸空港」なので、到着した時点でチェックインカウンターが目の前にあるように感じますが、第2ターミナルまでは徒歩約10分かかります。
大きな荷物がある場合、子ども連れの場合、初めて訪れる場合は、通常より移動に時間がかかることもあります。数分の差で焦らないよう、駅からの移動を最初から予定に入れておくのがおすすめです。
便名・ターミナル・店舗営業時間は出発前に公式情報で再確認する
神戸空港の国際線は、2025年の第2ターミナル開業以降、路線や施設が段階的に変化しています。実際、2026年には土産店や航空会社ラウンジが新たにオープンしました。今後も就航都市や店舗構成が変わる可能性があります。
そのため、過去の体験記事だけで判断せず、出発前には神戸空港、航空会社、利用する交通機関の最新案内を確認するのが確実です。とくに営業時間、国際線ダイヤ、バスの第2ターミナル乗り入れ、駐車場工事の状況は変わりやすい情報です。
神戸空港第2ターミナルは国際線利用なら駅からの移動時間まで計画しよう
神戸空港第2ターミナルは、2025年4月に開業した国際チャーター便向けのターミナルです。2026年夏ダイヤではソウル、台北、台中方面の便が計画され、飲食店、土産店、免税店、ドラッグストア、航空会社ラウンジなどもそろってきました。
利用時に特に覚えておきたいのは、国内線定期便は第1ターミナルであること、神戸空港駅から第2ターミナルのチェックインエリアまで徒歩約10分かかること、保安検査の前後で利用できる店舗が異なることです。
飛行機に乗らない方も、無料の屋上展望デッキや2階のカフェを利用できます。国際線に搭乗する方は航空会社の指定時刻を基準に余裕を持って到着し、便名・ターミナル・交通機関の最新情報を確認してから向かうとスムーズです。


