姫路フォーラスについて調べていると、「今も営業しているの?」「跡地は何になった?」「なぜ閉店したの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。姫路駅前のランドマークとして長く親しまれた施設だけに、昔の記憶と現在の街並みが結びつかないこともあります。
姫路フォーラスは2016年1月31日に閉館し、建物もすでに解体されています。現在の跡地は、西側がダイワロイネットホテル姫路、東側が分譲マンション「姫路ザ・レジデンス」となっています。この記事では、現在の様子から閉店理由、歴史、当時の店舗、跡地周辺で今利用しやすい施設までまとめます。
姫路フォーラスは現在どうなった?跡地はホテルとマンションに

最初に結論を確認すると、姫路フォーラスは現在営業しておらず、跡地にはホテルとマンションが建っています。閉館後に建物がそのまま別の商業施設へ転用されたわけではありません。かつての東館・西館があった一帯は再開発され、街の使われ方そのものが変わりました。
姫路フォーラスは2016年1月31日に閉館
姫路フォーラスが営業を終えたのは2016年1月31日です。前身のジャスコ姫路店が開店した1971年から数えると約45年にわたり、姫路駅前の買い物・娯楽の拠点として利用されてきました。
閉館後は建物の解体が進み、2017年ごろには更地化が進んでいました。そのため、現在現地を訪れても「FORUS」と書かれた当時の建物を見ることはできません。古い地図や写真、過去の店舗情報を見て現地へ行く場合は、この点を知っておくと迷いにくいです。
西側の跡地はダイワロイネットホテル姫路
かつてのフォーラス西側にあたる場所では、2018年10月17日に「ダイワロイネットホテル姫路」が開業しました。所在地は兵庫県姫路市駅前町353番で、JR姫路駅の姫路城口から徒歩約5分です。
ホテルは地上13階建てで、開業時には218室を備える宿泊施設として整備されました。姫路駅と姫路城の間に位置し、観光にも出張にも使いやすい立地です。フォーラス時代に買い物客が集まっていた場所が、現在は姫路を訪れる人の滞在拠点として使われていることになります。
東側の跡地は姫路ザ・レジデンス
東側には「姫路ザ・レジデンス」が建設されました。2018年に完成した地上15階建て、総戸数128戸のマンションで、所在地は兵庫県姫路市東駅前町100です。これは旧姫路フォーラスの住所として記憶している人にもなじみのある番地です。
つまり、フォーラス跡地は一つの巨大な商業施設へ建て替えられたのではなく、宿泊施設と住宅に分かれて再開発されたと考えるとわかりやすいです。駅前の一等地でありながら、商業用途だけに戻さなかった点は、姫路駅周辺の街の変化をよく表しています。
| 場所 | 姫路フォーラス時代 | 現在 |
|---|---|---|
| 西側 | 姫路フォーラスの建物 | ダイワロイネットホテル姫路 |
| 東側 | 姫路フォーラスの建物 | 姫路ザ・レジデンス |
姫路フォーラスはどこにあった?姫路駅からの位置関係

姫路フォーラスはJR姫路駅の北側、姫路城へ向かう市街地の中にありました。駅から十分歩ける距離で、みゆき通りやおみぞ筋といった商店街にも近く、駅前で買い物をする人にとって立ち寄りやすい場所でした。
JR姫路駅から徒歩5分前後の中心市街地
現在、旧西側跡地にあるダイワロイネットホテル姫路はJR姫路駅姫路城口から徒歩約5分と案内されています。旧東側跡地の姫路ザ・レジデンスもJR姫路駅・山陽姫路駅から徒歩4〜5分程度の立地です。
フォーラスが駅前商業施設として存在感を持っていた理由の一つは、この近さにあります。電車を降りてから大きく移動せず、ファッション、書店、飲食、映画などを一か所で楽しめる便利さがありました。
おみぞ筋商店街を挟んだ街区だった
旧フォーラス周辺には、おみぞ筋商店街があります。現在のおみぞ筋商店街はJR姫路駅北口から徒歩3分ほど、全長約300メートルのアーケードに約70店舗が集まる商店街として案内されています。
フォーラスは単独で存在していた大型施設というより、駅前の商店街や飲食店、百貨店などと一緒に姫路中心部の回遊をつくっていた施設でした。昔の写真で建物だけを見ると大きなショッピングビルの印象が強いですが、実際には商店街の街並みに入り込むような立地だったことが特徴です。
旧住所を検索すると現在の施設が出ることがある
旧姫路フォーラスは東駅前町100として紹介されることが多く、現在この住所を検索すると姫路ザ・レジデンスの情報が表示される場合があります。一方、ホテル側は駅前町353番です。
古い店舗ページには「姫路フォーラス○階」といった住所表記が今も残っていることがありますが、営業情報としては過去のものです。店舗名に「姫路フォーラス店」と残っていても、現在その施設で営業しているという意味ではありません。
姫路フォーラスの歴史|ジャスコ姫路店から45年続いた

姫路フォーラスの歴史は、1987年のフォーラス開業だけを見ても全体像がわかりません。前身のジャスコ姫路店までさかのぼることで、なぜ多くの人にとって思い出深い場所なのかが見えてきます。
1971年にジャスコ姫路店としてスタート
この場所では1971年にジャスコ姫路店が開店しました。当時は大型小売店が街の中心部に集客する時代で、日常の買い物だけでなく、休日に家族で出かける場所としても存在感を高めていきました。
ジャスコはのちのイオンへつながる流通ブランドです。姫路はジャスコ成立の流れに関わるフタギゆかりの地域でもあり、姫路の中心市街地にジャスコが長くあったことは、地域の商業史を考えるうえでも特徴的です。
1987年に姫路フォーラスへ業態転換
1987年3月、ジャスコ姫路店の一部はファッションビル「姫路フォーラス」として再出発しました。フォーラスは若者向けファッションやライフスタイルを意識した業態で、一般的な総合スーパーとは違い、専門店を中心にした都市型の商業施設として展開されました。
その後、1990年代には東館側もフォーラスとして整備され、東西の館を持つ施設になりました。時代によってフロア構成や店舗は変わりましたが、服を買う場所だけでなく、趣味や娯楽まで楽しめる駅前の大型施設として定着していきます。
ファッションだけでなく映画や本、音楽も楽しめた
姫路フォーラスにはファッション店だけでなく、映画館、書店、レコード店、アウトドア用品店、カフェなど幅広い店舗が入りました。確認できる代表例として、タワーレコード、ジュンク堂書店、モンベル、ムラサキスポーツ、スターバックスなどがあります。
さらに館内には「シネパレス山陽座」があり、映画を見る場所として記憶している人も少なくありません。買い物だけでなく、映画を見て、本やCDを探し、カフェで休むといった過ごし方が一つの建物周辺で完結していました。
姫路フォーラスはなぜ閉店した?主な理由を整理

姫路フォーラスの閉店は「人気がなくなったから」と一言で説明できるものではありません。建物の問題、駅周辺の再開発、消費行動の変化などが重なった結果と見るのが自然です。
建物の老朽化と大規模な改装の難しさ
姫路フォーラスは前身のジャスコ時代から使われてきた建物で、閉館時には開業から約45年が経過していました。報道では、建物の老朽化が進み、維持や大幅な改装を続けることが難しいことが閉館判断の背景として説明されています。
商業施設は、売り場を新しくするだけでなく、動線、エレベーター、空調、耐震、バックヤードなど建物全体の更新が必要になります。古い建物では、営業を続けながら今の利用者が求める設備へ変えるほどコストや制約が大きくなりやすい点が課題です。
売上はピーク時から大きく減少していた
閉館発表時の報道では、売上が2000年度のピーク時から半分程度まで低下していたと伝えられています。ただし、閉館直前まで単純に「赤字だから即撤退」という状況だったとは限りません。黒字運営だったとする報道もあり、将来の維持・改装負担まで含めて継続の難しさが判断されたと考えるのが妥当です。
ここは誤解されやすい点です。商業施設は現在の利益だけでなく、これから数年、十数年と営業するための建物投資も必要です。売上が縮小するなかで大規模な投資が必要になれば、閉館という判断が選ばれることがあります。
ピオレ姫路やテラッソ姫路など駅周辺の競争が激しくなった
姫路駅周辺では2013年にピオレ姫路が開業し、2015年にはテラッソ姫路が開業しました。駅直結・駅至近の新しい商業施設が増えたことで、買い物客の流れは大きく変化しました。
特に駅ビルは、電車を利用する人が乗り換えや帰宅の途中で立ち寄りやすい強みがあります。新しい設備やテナント構成を備えた競合施設が増えるなか、既存建物の姫路フォーラスが同じ条件で競争し続けるのは難しくなっていったと考えられます。
閉店理由は「売上低下」だけではなく、建物の老朽化、大規模改装の制約、駅前再開発による競争激化を合わせて見ると理解しやすいです。
姫路フォーラスにあった主な店や映画館は今どうなった?

昔フォーラスを利用していた方は、「あの店はどこへ行ったのか」「映画館は今もあるのか」と気になるかもしれません。ただし、姫路フォーラス内のテナントは時期によって大きく変わっているため、当時のフロアガイドを現在の営業情報として使わないことが大切です。
タワーレコードやジュンク堂なども入っていた
過去の資料では、姫路フォーラス内にタワーレコード姫路店、ジュンク堂書店姫路店、モンベル姫路フォーラス店、ムラサキスポーツ姫路フォーラス店などがあったことを確認できます。ファッションビルでありながら、音楽、本、アウトドア、スポーツ用品まで探せる構成でした。
そのため「服を買いに行った記憶はないけれど、フォーラスにはよく行った」という人がいても不思議ではありません。目的の違う店が同じ施設に集まっていたことが、日常的に利用される理由の一つでした。
スターバックス姫路フォーラス店も営業していた
西館1階にはスターバックス姫路フォーラス店が営業していた時期があります。現在、同名店舗は閉店扱いとなっており、旧店舗情報がネット上に残っていても利用できません。
古いグルメサイトや店舗検索は、店名・住所だけが検索結果に残り続けることがあります。フォーラス関連の店舗を探すときは、「閉店」の表示や更新日を確認し、現在の公式店舗情報と区別してください。
シネパレス山陽座もフォーラスとともに姿を消した
映画館「シネパレス山陽座」は、姫路フォーラスを象徴する娯楽施設の一つでした。山陽座の歴史自体はフォーラスより古く、姫路中心部で長年映画文化を支えてきた存在です。
フォーラス閉館後、同じ場所に映画館は再設置されていません。現在、姫路駅前で映画を見たい場合はテラッソ姫路内のアースシネマズ姫路が利用しやすい選択肢です。施設そのものは変わりましたが、「駅前で買い物と映画を組み合わせる」という過ごし方は今もできます。
姫路フォーラス跡地周辺で今買い物や映画を楽しむなら

フォーラスはなくなりましたが、姫路駅周辺には現在も買い物、食事、映画を楽しめる施設が集まっています。昔のフォーラスとまったく同じ役割を一施設が担っているわけではなく、目的ごとに複数の施設を使い分ける形になっています。
駅直結で買い物するならピオレ姫路
JR姫路駅に隣接するピオレ姫路は、駅からの移動をできるだけ少なくしたい人に便利です。ファッション、生活雑貨、飲食、お土産などをまとめて見られます。ピオレ1・2・3、ごちそう館、おみやげ館などに分かれているため、目的の店舗がどの館にあるかを事前に確認すると歩きやすいです。
かつてフォーラスへ「服や雑貨を見に行く」感覚で出かけていた人なら、現在はピオレ姫路が近い役割の一つです。ただし、店舗の入れ替えや営業時間変更もあるため、特定ブランドが目的なら公式ショップガイドを確認するのが確実です。
映画と買い物を組み合わせるならテラッソ姫路
テラッソ姫路はJR姫路駅東口すぐにあり、専門店や飲食店に加えてアースシネマズ姫路があります。フォーラス時代に「映画を見てから買い物や食事をする」という使い方をしていた人には、現在の駅前で似た過ごし方をしやすい施設です。
2026年時点の公式案内では、スーパーマーケット、専門店、飲食店、シネマで営業時間が分かれています。映画は上映作品によって終了時刻などが変わるため、上映スケジュールを確認してから向かうと安心です。
百貨店らしい買い物なら山陽百貨店
山陽姫路駅に直結する山陽百貨店は、食料品、化粧品、ファッション、生活用品、レストランなどを扱う百貨店です。JR姫路駅からも徒歩1分程度で、フォーラス跡地からも歩ける範囲にあります。
若者向けファッションビルだったフォーラスとは性格が異なりますが、「駅前で幅広い商品を見たい」「デパ地下や化粧品売り場も含めて買い物したい」という場合は選びやすい施設です。
街歩きを楽しむならおみぞ筋やみゆき通り
旧フォーラス周辺の雰囲気を感じながら歩きたいなら、おみぞ筋やみゆき通りを歩くのもおすすめです。大型商業施設だけでなく、飲食店や個人店が並ぶため、目的を決めすぎずに散策できます。
フォーラス跡地がホテルとマンションに変わったことで、以前のように同じ場所へ買い物客が一気に入る景色ではなくなりました。一方で、駅ビル、シネコン、百貨店、商店街を歩いてつなぐ楽しみ方は残っています。
| 目的 | 現在利用しやすい施設 | 特徴 |
|---|---|---|
| ファッション・雑貨 | ピオレ姫路 | JR姫路駅に隣接 |
| 映画・買い物 | テラッソ姫路 | アースシネマズ姫路あり |
| 百貨店での買い物 | 山陽百貨店 | 山陽姫路駅すぐ |
| 飲食・街歩き | おみぞ筋・みゆき通り | 駅から姫路城方面へ歩きやすい |
姫路フォーラスは閉館済み、跡地の現在を知って訪れよう
姫路フォーラスは2016年1月31日に閉館し、約45年にわたる歴史を終えました。前身は1971年開店のジャスコ姫路店で、1987年からフォーラスとして発展し、ファッションだけでなく映画、書店、音楽、カフェなど幅広い目的で利用されていました。
現在、跡地の西側にはダイワロイネットホテル姫路、東側には姫路ザ・レジデンスが建っています。「姫路フォーラス」という施設を現在利用することはできませんが、跡地そのものは姫路駅から徒歩圏内で確認できます。
買い物ならピオレ姫路や山陽百貨店、映画ならテラッソ姫路、街歩きならおみぞ筋やみゆき通りが利用しやすいです。昔のフォーラスを目当てに姫路駅前を訪れる場合は、現在の施設と旧跡地の位置関係を知っておくと、変わった場所と残っている街並みの両方を楽しめます。



