北須磨支所ビルについて調べていると、「何が入っている建物なのか」「北須磨支所は何階にあるのか」「名谷駅からどう行くのか」「駐車場は使えるのか」といった疑問が出てきます。2024年に新しくなった施設なので、以前の北須磨支所の情報と混ざりやすい点にも注意が必要です。
北須磨支所ビルは、行政窓口だけでなく、子育て支援、地域交流、カフェ、ワーキングスペースなどをまとめた名谷駅前の複合施設です。ここでは、現在のフロア構成や受付時間、アクセス、駐車場、テナント、利用時の注意点までわかりやすく整理します。
北須磨支所ビルは名谷駅前の行政・子育て・交流拠点

北須磨支所ビルは、神戸市須磨区中落合2丁目2番6号にある地上7階建ての建物です。中心となるのは須磨区役所北須磨支所ですが、1・2階には民間テナントや子育て施設も入り、役所の手続きだけに使う建物ではありません。
2024年8月13日に新しい北須磨支所がオープン
現在の北須磨支所は、2024年8月13日に新庁舎へ移転して業務を始めました。以前は東隣の名谷センタービル4・5階に入っていましたが、現在は新築された北須磨支所ビルへ移っています。古い地図情報や過去の口コミでは「名谷センタービル内」と書かれていることがありますが、現在の窓口はそちらではありません。
神戸市は移転にあわせて、乳幼児健診スペースの拡充、おやこふらっとひろば名谷の新設、福祉総合窓口、来庁予約サービスなどを整備しました。単なる庁舎移転ではなく、子育てや福祉の相談をしやすくし、地域の人が立ち寄れる機能を増やした点が大きな変更点です。
「北須磨支所」と「北須磨支所ビル」は同じ意味ではない
名前が似ているため少し分かりにくいのですが、「北須磨支所」は神戸市の行政機関を指し、「北須磨支所ビル」はその支所や民間施設が入っている建物全体を指します。1階と2階にはカフェ、ワーキングスペース、UR賃貸ショップ、ヨガ・ピラティススタジオなどもあります。
そのため、役所の窓口が閉まっている時間でも、テナントによっては営業している場合があります。反対に、ビルへ入れる時間帯でも行政窓口の受付が終わっていることがあります。行政手続きが目的なら「北須磨支所の窓口時間」、飲食やテナント利用が目的なら各店舗の営業時間を確認するのが基本です。
地上7階で、行政窓口は主に4階から7階に集約
建物は地上7階建てで、行政窓口は上層階、子育てや地域活動のスペースは中層階、テナントや総合案内は低層階に配置されています。用件ごとに階が分かれているため、来庁前に担当階を把握しておくと移動が少なくて済みます。
建築主は株式会社こうべ未来都市機構で、設計資料では用途を「支所・店舗」としています。外観にはガラス面や木調の意匠、壁面緑化が使われ、内部にも兵庫県産などの木材が取り入れられています。行政施設らしい機能性に加え、駅前で立ち寄りやすい雰囲気を意識した建物です。
北須磨支所ビルのフロア構成と各階でできること

北須磨支所ビルは、手続きの種類によって行く階がはっきり分かれています。初めて行く場合は1階の総合案内を利用できますが、目的の窓口が分かっているなら直接担当階へ向かう方法もあります。
| 階 | 主な施設・窓口 |
|---|---|
| 7階 | 保険年金医療課、おくやみコーナー |
| 6階 | 市民課、市税テレビ電話 |
| 5階 | 生活支援課、大会議室 |
| 4階 | 保健福祉課 |
| 3階 | 乳幼児健診スペース、地域活動支援コーナー |
| 2階 | おやこふらっとひろば名谷、情報・交流サロン、テナント |
| 1階 | 総合案内、テナント |
6・7階は住民票、戸籍、保険、年金などの手続き
6階の市民課では、戸籍、住民票、住所異動、印鑑登録、マイナンバーカードなど、生活の節目で必要になる手続きを扱います。引っ越しに伴う転入・転出や、各種証明書に関する用件で訪れる人は6階が中心です。
7階の保険年金医療課では、国民健康保険、国民年金、介護保険、後期高齢者医療、医療費助成などを扱います。おくやみコーナーも7階にあり、家族が亡くなった後に必要となる複数の行政手続きについて案内を受けられます。用件が複数にまたがる場合でも、来庁時刻順の受付・案内が導入されています。
4・5階は福祉、子育て、生活支援の相談が中心
4階の保健福祉課では、母子健康手帳、予防接種、児童手当、保育所・認定こども園、障害福祉、高齢者支援、ひとり親家庭の相談など幅広い業務を扱います。福祉総合窓口では、相談内容に応じて職員が窓口ブースを入れ替わって対応する仕組みが導入されています。
5階には生活支援課と大会議室があります。生活に困っている人の相談窓口も北須磨支所5階に設けられています。どの課に相談すればよいか分からない場合は、1階の総合案内や4階のコンシェルジュを利用すると、担当窓口を判断しやすくなります。
2・3階は子育てと地域活動で利用しやすい
3階には乳幼児健診スペースと地域活動支援コーナーがあります。旧支所よりも乳幼児健診のための空間を広く確保していることが、新庁舎の特徴の一つです。地域活動支援コーナーは、地域団体が打ち合わせや情報交換に使えるスペースとして整備されています。
2階には「おやこふらっとひろば名谷」と情報・交流サロンがあります。おやこふらっとひろば名谷は未就学児と保護者が利用できる屋内の居場所で、月曜から土曜のほか第2日曜にも開室日があります。行政手続きがない日でも、子育て中の家庭が利用しやすい場所になっています。
窓口の受付時間と来庁予約、できない手続きに注意

北須磨支所ビルへ行くときに特に注意したいのが、「ビルの利用時間」と「行政窓口の受付時間」は別という点です。テナントは夜まで営業していても、役所の通常窓口は平日の日中が基本です。
北須磨支所の窓口は平日9時から17時が基本
北須磨支所の窓口時間は、月曜から金曜の9時から17時です。土曜、日曜、祝日、年末年始は原則として閉庁します。毎週木曜は、引っ越しの手続きや証明書発行など一部窓口について受付が延長され、19時45分まで利用できます。
ただし、すべての業務が木曜夜間に対応しているわけではありません。昼の12時から13時も、通常より時間がかかったり、一部取り扱えない業務があったりするため、複雑な手続きや相談は余裕のある時間帯に訪れるほうが安心です。
平日に動ける場合は、午前の早い時間や昼休み直後など混雑しやすい時間を避け、来庁予約の対象業務なら事前予約を使うと予定を立てやすくなります。
一部の窓口は前日までの事前予約に対応
北須磨支所では、市民課、保険年金医療課・おくやみコーナー、保健福祉課の一部業務で来庁予約を利用できます。予約は1時間単位の時間帯予約で、前日までにWEBから申し込みます。当日予約には対応していません。
予約した時間帯になると優先的に案内されますが、完全な時間指定ではないため、混雑状況によって待つ場合があります。予約完了後に届くQRコードを発券機へかざして番号札を出す流れなので、予約メールをすぐ表示できる状態にしておくとスムーズです。対象業務や手順は神戸市の北須磨支所の来庁予約サービスで確認できます。
須磨区役所でしかできない業務もある
北須磨支所では多くの手続きができますが、須磨区役所と完全に同じではありません。神戸市によると、介護住宅改修や福祉用具の申請を除き、窓口業務の多くは須磨区役所と北須磨支所のどちらでも受付できます。一方、時間外の戸籍届出、市民相談、自動車臨時運行許可申請、医務薬務業務、区社会福祉協議会、区ボランティアセンター、地域協働課の業務は須磨区役所での取り扱いです。
特に間違えやすいのが、夜間や休日の戸籍届出です。出生届や婚姻届などは24時間提出できますが、北須磨支所では時間外受付をしていないため、通常時間外は区役所側の休日・夜間受付を利用します。「北須磨支所でもできる手続きか」を先に確認してから向かうと、現地で移動し直す手間を防げます。
名谷駅からのアクセスと駐車場・駐輪場

北須磨支所ビルは、神戸市営地下鉄西神・山手線の名谷駅からすぐの場所にあります。公共交通機関では行きやすい一方、車の場合は「ビル専用の一般駐車場へそのまま停める」という使い方ではなく、須磨パティオの駐車場を利用するのが基本です。
地下鉄名谷駅から徒歩で行きやすい
所在地は神戸市須磨区中落合2丁目2番6号で、神戸市の案内では「市営地下鉄名谷駅下車すぐ」とされています。旧北須磨支所が入っていた名谷センタービルの西隣に建っているため、以前の支所を知っている人は、旧庁舎の位置を基準にすると分かりやすいでしょう。
2階では名谷センタービルや須磨パティオ健康館側と連絡通路でつながっています。駅前の商業施設を利用した後にそのまま向かいやすく、雨や強い日差しを避けやすい動線があるのも利点です。早朝や夜間など、連絡通路側が使えない時間帯は1階側の出入口を確認してください。
車は須磨パティオ駐車場を利用するのが基本
車で来庁する場合は、須磨パティオの有料駐車場を利用します。北須磨支所での手続き時間に応じて無料処理を受けられるため、駐車券を支所の窓口へ持っていくことが重要です。支所利用以外の時間や、手続き時間を超えた駐車分は有料になります。
子育て世帯、障害のある人、高齢者などをサポートするため、庁舎横には要配慮者向けの予約制駐車スペースも整備されています。利用条件や予約方法は神戸市の所在地・アクセス案内で確認できます。
自転車は1階駐輪場が3時間無料
自転車の場合は、北須磨支所1階の駐輪場を利用でき、3時間無料です。区役所利用外の長時間駐輪は避ける必要があります。バイクは支所周辺の無料駐輪場を利用する案内になっています。
名谷駅周辺には須磨パティオ、大丸須磨店、tete名谷など複数の施設が集まっているため、短時間の手続きと買い物を組み合わせやすい場所です。ただし、駐車料金の無料処理は北須磨支所での手続き時間に対応するものなので、買い物時間まで無料になると考えないほうがよいでしょう。
北須磨支所ビルのテナントと立ち寄れる施設

北須磨支所ビルの特徴は、行政窓口だけでなく、1・2階に日常利用できる施設が入っていることです。役所へ用事がない人でも利用でき、名谷駅前の新しい生活拠点としての性格を持っています。
| 階 | 主な施設 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1階 | UCCカフェプラザ 名谷店 | サイフォンコーヒーや軽食を提供するカフェ |
| 1階 | 名谷グリーンラウンジ by coinspace | 仕事、勉強、WEB会議などに使えるワーキングスペース |
| 2階 | UR賃貸ショップ名谷 | UR賃貸住宅の相談窓口 |
| 2階 | treetree studio | 少人数制のヨガ・ピラティススタジオ |
| 2階 | おやこふらっとひろば名谷 | 未就学児と保護者向けの屋内広場 |
1階はカフェとワーキングスペースが利用できる
1階のUCCカフェプラザ 名谷店は、2024年7月に先行オープンした店舗です。UCCの店舗情報では7時45分から20時まで営業し、サイフォンで抽出したコーヒーのほか、モーニング、ランチ、ワッフルなどを扱っています。北須磨支所の窓口開始前から利用できるため、早めに到着したときの待ち時間にも使いやすい店舗です。
同じ1階には名谷グリーンラウンジ by coinspaceがあり、仕事や勉強、WEB会議に使える席や個室を備えています。案内上の営業時間は9時から21時で、電源やWi-Fiを使えるワークスペースです。行政施設の中にこうした滞在型の施設があることで、単に手続きを済ませて帰るだけではない使い方ができます。
2階は住まいと健康に関する民間サービスもある
2階のUR賃貸ショップ名谷では、UR賃貸住宅を探す人向けの相談を受け付けています。公式情報では10時から17時まで営業し、水曜、年末年始、5月3日から5日は休業日です。以前は須磨パティオ1番館にありましたが、北須磨支所ビルの開業に合わせて移転しました。
treetree studioは、ヨガやピラティスのクラスを提供する少人数制スタジオです。行政窓口、住まい相談、運動、子育て施設が同じ建物内にあるため、北須磨支所ビルは「役所だけの建物」と考えるより、生活に関わる複数のサービスを集めた施設と捉えるほうが実態に近いです。
おやこふらっとひろば名谷は未就学児と保護者が対象
おやこふらっとひろば名谷は、未就学児とその保護者が遊んだり休憩したりできる屋内広場です。月曜から土曜は9時から17時までで、受付は16時までです。第2日曜は9時から16時まで開室し、受付は15時までとなっています。12時から13時は閉室時間です。
施設内には子育て相談につながる機能もあり、天候に左右されにくい親子の居場所として使えます。役所の窓口は土日休みが基本ですが、おやこふらっとひろば名谷は一部の日曜にも利用できるため、北須磨支所ビル全体の利用日と行政窓口の開庁日を同じだと思わないことが大切です。
建物の特徴とバリアフリー、使いやすくする工夫

北須磨支所ビルは、新しい行政サービスの仕組みだけでなく、建物そのものにも子育て世帯や高齢者、障害のある人が使いやすいよう配慮が盛り込まれています。2025年には兵庫県の「ひょうご県民ユニバーサル施設」に選ばれました。
木材と緑を使った「はぐくみの森」のデザイン
設計では、名谷をみまもる「はぐくみの森」という考え方が掲げられています。外観には壁面緑化や木調ルーバー、ガラス面を使い、室内には兵庫県産材や六甲山の間伐材などを取り入れています。1階エントランスの吹き抜けには大木をイメージした意匠があり、一般的な役所よりも木の温かみを感じやすい空間です。
各階を森に見立てたデザインとし、待合スペースや案内サインにも木材を使っています。見た目のためだけではなく、長い待ち時間が発生しやすい行政施設で圧迫感を減らし、落ち着いて過ごせる環境を意識した設計と考えられます。
トイレ案内や総合案内の分かりやすさも評価
2025年に「ひょうご県民ユニバーサル施設」に選ばれた際は、トイレ設備を各階で一覧表示していることや、総合案内板の配色への配慮などが評価されています。車いす対応トイレ、オストメイト対応設備、大型ベッド、点字・音声付きエレベーターなど、さまざまな利用者を想定した設備があります。
建設時には、建築士や介護福祉士だけでなく、車いす利用者、視覚障害・聴覚障害のある人などからも助言を受けています。必要な設備が「どこにあるか」を分かりやすく示すことまで含めて整備されている点は、初めて利用する人にとって実用的です。詳しくは建物を管理するこうべ未来都市機構のユニバーサル施設認定の案内で確認できます。
子連れならベビーケアルームや広い健診スペースも便利
北須磨支所ビルには1階と4階にベビーケアルームがあり、おむつ替えや授乳に利用できます。3階には乳幼児健診のための広いスペース、2階にはおやこふらっとひろば名谷があるため、乳幼児を連れて長時間滞在する場面を想定した設備がまとまっています。
乳幼児健診、児童手当、保育所の相談など、子育てに関する用件は一度の来庁で複数階を移動する可能性があります。その場合も、エレベーターや総合案内を使いながら移動できます。小さな子ども連れで時間に余裕がない場合は、対象業務なら来庁予約を使い、必要書類を事前に確認しておくと負担を減らしやすいです。
北須磨支所ビルを利用するときに押さえておきたいポイント

実際に利用するときは、建物の新しさや便利さだけでなく、「どの窓口へ行くのか」「何時まで受け付けているのか」「駐車場の処理はどうするのか」を先に確認しておくことが大切です。特に古い情報が残っているため、現在地を間違えないようにしましょう。
古い口コミの「名谷センタービル」は現在の場所ではない
北須磨支所は長く名谷センタービル4・5階に入っていたため、検索結果や地図サービスには旧所在地を前提にした口コミが残っています。2024年8月13日以降は、西隣に新設された北須磨支所ビルが現在の行政窓口です。
住所表記だけでは周辺施設と区別しにくいこともあるため、初めて向かうときは「北須磨支所ビル」という建物名まで確認すると安心です。外観はガラス面と木調のデザインが目立ち、建物上部や入口付近に北須磨支所ビルの表示があります。
必要書類と担当課は来庁前に確認しておく
住民票や戸籍、引っ越し、保険、子育て、障害福祉など、北須磨支所で扱う業務は幅広く、必要書類も手続きごとに異なります。本人確認書類、マイナンバーカード、保険関係の書類、印鑑などが必要になる場合があるため、用件ごとの公式ページを確認してから訪れると二度手間を防げます。
なお、マイナンバーカードの受け取りは交付通知書に指定された受取場所を確認する必要があります。北須磨支所を選べる手続きと、受取場所があらかじめ決まっている手続きでは条件が違うため、「家から近いから北須磨支所へ行けばよい」と判断しないほうが安全です。
役所利用とテナント利用を分けて考えると迷いにくい
北須磨支所ビルは複合施設なので、1階のカフェやワーキングスペース、2階の店舗は、北須磨支所の窓口とは営業時間や休業日が異なります。役所が閉まる土日でも利用できる施設がある一方、役所の手続きをテナント営業時間に合わせて行うことはできません。
行政手続きが目的なら神戸市公式サイト、カフェやUR賃貸ショップなどの利用が目的なら各店舗の公式情報を確認するのが確実です。営業時間やサービス内容は変更される可能性があるため、遠方から行く場合や特定の手続きを予定している場合は、当日の情報確認をおすすめします。
北須磨支所ビルは名谷駅前で行政手続きと生活サービスをまとめて利用できる
北須磨支所ビルは、2024年8月にオープンした名谷駅前の地上7階建て複合施設です。4階から7階を中心に北須磨支所の行政窓口が入り、2・3階には子育てや地域活動の施設、1・2階にはカフェやワーキングスペース、UR賃貸ショップなどが入っています。
北須磨支所の通常窓口は平日9時から17時が基本で、木曜は一部窓口が19時45分まで延長されます。車の場合は須磨パティオ駐車場を利用し、手続き時間に応じた無料処理を受けるため駐車券を持参します。地下鉄名谷駅からはすぐで、2階の連絡通路も利用できます。
以前の北須磨支所は名谷センタービル内にあったため、古い案内と混同しないことも大切です。現在は西隣の新しい北須磨支所ビルが窓口です。目的の手続き、担当階、受付時間を事前に確認しておけば、初めてでも利用しやすい施設です。


