神戸旧居留地25番館について調べると、「どんな施設なのか」「今は何が入っているのか」「オリエンタルホテルはなくなったのか」と迷う方もいるのではないでしょうか。神戸旧居留地には歴史的建築も多いため、25番館自体が昔から残る洋館だと思われることもあります。
神戸旧居留地25番館は、京町25番地にあるホテル・ショップ・オフィスなどが入る複合施設です。2026年には館内ホテルの名称変更もあり、古い情報と現在の状況が一致しないページも見られます。ここでは2026年9月時点の公式情報を中心に、主な店舗、ホテル、アクセス、駐車場、訪れる前に知っておきたい点をわかりやすく整理します。
神戸旧居留地25番館とは?現在はホテルと店舗が入る複合施設

最初に結論を押さえると、神戸旧居留地25番館は歴史的な洋館をそのまま保存した建物ではありません。旧オリエンタルホテルの跡地に整備され、2010年に竣工した現代の複合施設です。低層部にはショップやワークスペース、上層部を中心にホテル機能が入り、旧居留地らしい落ち着いた街並みに合わせた外観になっています。
住所は神戸市中央区京町25番地
所在地は兵庫県神戸市中央区京町25番地です。旧居留地の中心部にあり、神戸市立博物館の北側に位置します。JR・阪神の元町駅、各線の三宮駅、地下鉄海岸線の旧居留地・大丸前駅から徒歩でアクセスできるため、観光の途中にも立ち寄りやすい場所です。
施設名の「25番館」は、この京町25番地にあることと結びついています。旧居留地では街区や番地を意識した名称が見られるため、初めて訪れる人には少し分かりにくいものの、住所を覚えておくと地図でも探しやすくなります。
2010年に完成した地上17階・地下3階の建物
設計・施工を担当した竹中工務店の実績情報では、神戸旧居留地25番館は地下3階・地上17階、延床面積約2万7700平方メートルの建物です。石を使った重厚な外観や列柱を取り入れ、隣接する神戸市立博物館や旧居留地の街並みとの連続性を意識したデザインになっています。
新しい高層建築でありながら、周囲から浮かないよう歴史あるエリアの雰囲気を受け継いでいる点が特徴です。建物の前には歩行空間や街角の広場も設けられており、買い物目的でなくても旧居留地散策の途中で外観を眺めやすい場所になっています。
旧オリエンタルホテルの跡地に建てられた
京町25番地には、1964年から旧オリエンタルホテルがありました。しかし、1995年の阪神・淡路大震災で建物が大きな被害を受け、営業を終えています。その跡地で新たな複合開発が行われ、2010年に神戸旧居留地25番館が完成しました。
つまり、現在の25番館は旧ホテルの建物をそのまま使っているわけではありません。それでも、同じ京町25番地にホテル機能が戻ったことから、神戸のホテル史を知るうえでも意味のある場所です。建物の成り立ちは、単なる商業施設とは少し違う背景を持っています。
神戸旧居留地25番館の現在の店舗・施設

館内にはファッション、アウトドア、革製品、ホテル、ワークスペースなど複数の施設が入っています。施設全体で営業時間が統一されているショッピングモールではないため、訪れたい店舗ごとに営業時間や休業日を確認するのが基本です。
| 主な施設 | 場所・特徴 | 公式情報で確認できる営業時間など |
|---|---|---|
| バーニーズ ニューヨーク神戸店 | B1F・1F・2F | 11:00〜19:00 |
| ルイ・ヴィトン 神戸旧居留地店 | 京町25番地の店舗 | 11:00〜20:00 |
| アークテリクス 神戸ブランドストア | 1F | 11:00〜19:00を基本に案内 |
| ビームス ハウス メン 神戸 | 1F | 11:00〜20:00・不定休 |
| ココマイスター神戸旧居留地店 | 1F | 10:00〜19:00・臨時休業等あり |
| WORKING SWITCH ELK × SYNTH 神戸旧居留地25番館 | 2F | 会員向けワークスペース |
| THE ORIENT | ホテル・レストラン・宴会場など | 用途ごとに営業時間・受付時間が異なる |
上の表は2026年9月時点で各公式サイトから確認しやすい主な施設をまとめたものです。テナントや営業時間は変更される可能性があるため、特定の店を目的に訪れる場合は当日の公式案内も確認してください。
バーニーズ ニューヨークはB1Fから2Fまで展開
バーニーズ ニューヨーク神戸店は、神戸旧居留地25番館を代表する店舗の一つです。公式のフロアガイドでは、B1Fにメンズ、1Fにシューズ・アクセサリー・フレグランスなど、2Fにウィメンズを中心とする売場が案内されています。
営業時間は11:00〜19:00です。ショップごとに駐車サービスが設定されており、バーニーズでは購入金額に応じた無料サービスも用意されています。館内駐車場を使って買い物をする場合は、精算前に駐車券を店舗で提示するのを忘れないようにすると安心です。
ルイ・ヴィトン、アークテリクスなど目的の違う店舗が集まる
京町25番地にはルイ・ヴィトン神戸旧居留地店があり、公式店舗情報では11:00〜20:00で案内されています。さらに、2024年11月にはアークテリクス神戸ブランドストアが仲町通り側へ移転し、神戸旧居留地25番館1階で営業を始めました。
アークテリクスの新店舗は、従来より広い売場とクライミングウォールを備えた店舗として開業しています。ラグジュアリーブランドだけでなく、アウトドア用品を目的に訪れる人も増えており、25番館の低層部は以前より買い物の選択肢が広がっています。
ビームス ハウス メンとココマイスターも1階にある
ビームス ハウス メン 神戸は2024年11月にオープンしたメンズドレス中心の店舗で、スーツやジャケット、上質なカジュアルウェアなどを扱っています。営業時間は11:00〜20:00、不定休です。旧居留地の雰囲気に合う落ち着いた大人向けの品ぞろえが特徴です。
同じ1階には革製品ブランドのココマイスター神戸旧居留地店もあります。財布や鞄などを実際に手に取って選べる直営店で、営業時間は10:00〜19:00です。ショップによって開店・閉店時刻が違うため、複数店を回るなら11時以降に訪れると動きやすいでしょう。
2階にはレンタルオフィス・シェアオフィスもある
2025年12月には、2階に「WORKING SWITCH ELK × SYNTH 神戸旧居留地25番館」が開業しました。サービス付きレンタルオフィス、ラウンジオフィス、住所利用などを提供するワークスペースで、観光施設や一般的なカフェとは役割が異なります。
ラウンジエリアは平日8:00〜21:00を基本とし、プライベートオフィスは24時間利用可能と案内されています。一般の買い物客が自由に休憩するスペースではないため、2階へ行く際は目的の店舗や施設の入口を確認すると迷いにくくなります。
館内ホテルは2026年にTHE ORIENTへ名称変更

神戸旧居留地25番館を検索したとき、古いページでは「オリエンタルホテル」、新しいページでは「THE ORIENT」と表示されることがあります。これはホテルが閉館したわけではなく、2026年2月1日に名称が変わったためです。
名前は変わったが同じ京町25番地で営業している
ホテル公式情報によると、オリエンタルホテル神戸は2026年2月1日からTHE ORIENTへ名称を変更しました。住所は変わらず神戸市中央区京町25番地で、宿泊、レストラン、ウェディング、宴会・会議などの機能も引き続き利用できます。
そのため、「オリエンタルホテルを目印に25番館へ行こう」と考えている場合は、現地の表示がTHE ORIENTになっている点に注意してください。古い地図やブログ、口コミには旧名称が残っていることがありますが、同じ場所のホテルを指しているケースがあります。
レストランや宴会場は宿泊しなくても利用できる
THE ORIENTにはレストランやバー、宴会場があり、宿泊者以外でも用途に応じて利用できます。17階にはレストラン・バーがあり、神戸港側や六甲山側の景色を楽しめるのもホテルの特徴です。食事だけを目的に25番館へ行くという使い方もできます。
一方、レストランの営業時間や予約方法は店舗・時間帯によって異なります。季節限定イベントや期間限定メニューが実施されることもあるため、食事を主目的にする場合はホテル公式サイトで営業日と予約条件を確認してから向かうほうが確実です。
宿泊目的なら三宮にも元町にも歩ける立地が便利
THE ORIENTはJR三ノ宮駅から徒歩約7分、JR・阪神元町駅から徒歩約6分と案内されています。三宮の繁華街から少し離れた旧居留地にあるため、駅周辺のにぎわいと落ち着いた街並みの両方を使いやすい立地です。
ホテル周辺にはオフィスやショップが多く、昼間は人通りがありますが、旧居留地らしい整った街路が続きます。出張で三宮方面へ行く人にも、神戸観光で元町方面を歩きたい人にも使いやすい位置と考えられます。
神戸旧居留地25番館へのアクセスと駐車場

神戸旧居留地25番館は複数の駅から徒歩圏内です。電車なら旧居留地・大丸前駅が比較的近く、JRを使う場合は元町駅と三ノ宮駅のどちらからでも歩けます。車の場合は地下2階の駐車場を利用できますが、機械式のため車両サイズの確認が必要です。
| アクセス方法 | 目安 |
|---|---|
| 地下鉄海岸線 旧居留地・大丸前駅 | 徒歩約4〜5分 |
| JR・阪神 元町駅 | 徒歩約6分 |
| JR 三ノ宮駅・阪急/阪神 神戸三宮駅 | 徒歩約7分 |
| 阪神高速3号神戸線 京橋出口 | 車で約3分 |
初めてなら元町駅または旧居留地・大丸前駅が分かりやすい
徒歩移動を短くしたいなら、地下鉄海岸線の旧居留地・大丸前駅から向かう方法が便利です。JRを使うなら元町駅から東へ進むと旧居留地エリアに入りやすく、街並みを見ながら歩けます。三ノ宮駅からも十分徒歩圏内ですが、出口によっては少し距離が伸びます。
目印にしやすいのは神戸市立博物館です。25番館はその北隣にあり、建物東側が京町筋に面しています。旧居留地には似た雰囲気の石造風建物が多いため、施設名だけで探すより「京町25番地」「神戸市立博物館の北側」と覚えておくと見つけやすいです。
駐車場は地下2階、入口は建物東側の京町筋
THE ORIENTの公式アクセス情報では、神戸旧居留地25番館の地下2階に提携駐車場があります。入口は建物東側の京町筋です。料金は通常30分300円で、平日は2時間を超える利用で当日24時まで最大1,100円、土日祝は4時間を超える利用で当日24時まで最大2,200円と案内されています。
機械式立体駐車場のため、高さ・全長・全幅・重量に制限があります。公式案内では高さ制限2.05m、全長5.3m、全幅1.95m、重量2,300kgまでです。大型SUVやルーフボックス装着車などは条件に収まらない可能性があるので、車で向かう前に確認しておくと安心です。
買い物・食事では店舗ごとの駐車サービスを確認
25番館の駐車場は、利用する店舗やホテル内レストランによって割引条件が異なります。たとえばバーニーズ ニューヨーク神戸店では、平日は税込5,000円以上の買い物で当日24時までの駐車サービス、土日祝は購入額に応じて1〜3時間のサービスが案内されています。
ココマイスターやTHE ORIENTのレストランにも別の優待条件があります。同じ駐車場を使っていても、無料になる条件は施設ごとに同じではありません。 駐車券を車内に置いたままにせず、利用する店舗へ持っていくのが基本です。
訪れる前に知っておきたいポイントと「15番館」との違い

神戸旧居留地25番館は、一般的な大型ショッピングモールとは少し使い方が違います。目的の店を決めて訪れる人が多く、ホテル利用者やオフィス利用者も同じ建物を使っています。また、名前が似た「旧神戸居留地十五番館」と混同しやすい点にも注意が必要です。
施設全体の共通営業時間はない
25番館には複数の店舗とホテル、オフィスが入っていますが、「館として10時から20時まで営業」というような共通営業時間はありません。ココマイスターは10時開店、バーニーズとアークテリクスは11時台から、ホテルは宿泊やレストランなど利用目的によって受付時間が異なります。
そのため、朝早く旧居留地を散策してそのまま買い物をしようとすると、まだ開店前の店舗が多い場合があります。買い物中心なら11時以降、ホテルのレストランやイベントが目的なら予約時間に合わせるなど、訪問目的に応じて時間を決めるのが実用的です。
「旧神戸居留地十五番館」は別の建物
検索時に特に間違えやすいのが、神戸旧居留地25番館と「旧神戸居留地十五番館」です。十五番館は浪花町にある歴史的な洋館で、国の重要文化財に指定されています。白い外壁とベランダを持つ2階建ての建物で、現在の25番館とは外観も場所も用途も異なります。
数字だけを見ると似ていますが、「十五番館」は歴史建築の固有名称、「25番館」は京町25番地の複合施設と覚えると区別しやすくなります。旧居留地散策の記事やSNS写真では両方が出てくることがあるため、待ち合わせ場所として指定するときも名称を正確に伝えるのがおすすめです。
外観や街路空間を見るだけでも旧居留地らしさを感じやすい
25番館は歴史的建築ではありませんが、旧居留地の景観を意識した設計になっています。石の質感を生かした外壁や列柱、歩道とつながるコリドールなど、周辺の街並みとの調和を考えたつくりです。神戸市立博物館と並んで見ると、古い意匠を現代建築へ取り込む考え方が分かりやすくなります。
買い物やホテル利用の予定がなくても、旧居留地を歩く途中に建物の外観を見ることはできます。ただし館内には店舗・ホテル・会員向けオフィスなど用途の異なる空間があるため、自由に見学できる施設だと考えず、一般利用できるショップや飲食スペースの範囲で楽しむのがよいでしょう。
神戸旧居留地25番館は買い物・宿泊・食事に使える現役の複合施設
神戸旧居留地25番館は、京町25番地にある地上17階・地下3階の複合施設です。2010年に旧オリエンタルホテル跡地へ完成し、現在はバーニーズ ニューヨーク、ルイ・ヴィトン、アークテリクス、ビームス ハウス メン、ココマイスターなどの店舗に加え、ホテルやワークスペースが入っています。
館内ホテルは2026年2月から「THE ORIENT」へ名称が変わりましたが、同じ場所で営業を続けています。アクセスは旧居留地・大丸前駅、元町駅、三宮駅のいずれからも徒歩圏内で、地下2階には駐車場もあります。
訪れる際は、施設全体の共通営業時間ではなく、目的の店舗やホテルの最新案内を確認するのがポイントです。なお、歴史的洋館の「旧神戸居留地十五番館」とは別の建物なので、旧居留地で待ち合わせや観光をする場合は名称と住所を確認しておくと迷いにくいでしょう。



